FiNOには、one more dripというバンドコンセプトがあって、日本語にすると「もう一滴」、つまり日常にプラス“もう一滴”、となるような音楽、という意味なんだけど、私の場合はdrip(滴る)どころかdip(浸す)なので、ずぶずぶすぎてよく溺れます。海外バンドのCOINを始め、私のツボに刺さっているバンドはまあまあいるんだけど、彼らの音楽は良い意味で軽く聴いて楽しめる感じ、でもFiNOは、いい意味でずん、とくる。自分にとって大きな意味がある音楽というか、そんな感じ。だからライブに行くのも勇気がいる、心臓がひゅっとなる感覚を一回通り抜ける必要がある、Avrilもなんだけど、好きで楽しみだけど、苦しむのがわかってる、でも好きだから行かなきゃいけないし、みたいな笑、何なんでしょうかこれは、わくわくとズキズキが常に共存してる、でもこういうことが人生で何より自分に影響を与えてるし、心を動かしてる、し、自分にとっての本物だなと思う。
10周年記念として、ファンの皆が好きな曲を5曲挙げる、というイベント?をしてたのだけど、好きな曲、の5曲は絞れないので、思い出深い曲/思いが大きすぎてぎゅんとなる曲、を中心に選んで書きます。好きな曲はね、ありすぎるんだよね、最たる例がmagicとfast car、breathin'等、don't be~も好きだし、what's gonna be?もめちゃくちゃ聴いた/聴いてる、あとchemical heartはここ数年聴いたどのアーティストの曲の中でも一番かっこいいと思ってる、でも好きを基準で選曲すると無理があるので、違う観点?から選びました。
#5. got me
初めてFiNOのCDを買った時、「FIVE NEW OLDのCD買った」みたいなことをツイートしたんだけど、その時にFiNOが恐らくエゴサで私のツイートを見つけてくれて、返事をもらった、これ
嬉しくてスクショしてる笑、これが5/16でしょ、返事もらって舞い上がった私は6/5にある大阪のライブのチケットを即取った、その時にfive new old got meのタイトル文字ってタトゥーシール貼ってライブ行ったんだよね、FiNO got me、ってまさしくそうで、あの時も今も変わらず、です。タイトルも含めて思い出深い曲。
#4. ghost in my place
多分FiNOの曲で一番聴いてるのこれなんじゃないかと思う、Apple Musicは毎年一番聴いてる曲をランキング形式でまとめてくれるけど、iPhoneで聴いたものしかカウントされないし、それ以外に例えばCDで聴いた場合とか、そういうのも何もかも足すと、絶対これが一番聴いてる(生涯再生回数を把握するために、チップか何か自分に埋め込んでほしいといつも思ってる、死ぬ時にランキング発表してほしい笑、あなたが人生で愛した曲はこれらです!みたいな)。アルバムver.も好きだけど、EP ver.が特に好き。このEPのツアー、確か福岡北九州大分ってあって(もちろん全部行った)、福岡公演は妹も一緒に行ったんだよね、この前妹に、「このEPどんだけ聴いてると思ってるん?」って何かの会話の流れで言われたんやけど、私も同じくどんだけ聴いてると思ってるん?って言いたい。
#3. bad behavior
ベスト5の中で唯一比較的新しい曲なんやけど、この曲は一番自分を表してる感じがして、シャッフルとかで来てもスキップせず絶対聴いちゃう。FiNOの曲ってリード曲こそhappyなものが多いけど、なんとなく意地張ってそっぽ向いたような曲がアルバムの中にたまに入ってて、それがすごく好きなの。この曲はまさにそうで、特にi don't know why I can't cryって歌詞が好き。たまに感情なくしたような気分になるけど笑、その時の感情にぴったり当てはまるのがこの曲、ストレートに寄り添ってくれる曲がFiNOには多いけど、こういう一歩下がって世界を見てる曲、は言葉なしに隣にいてくれてる感じがして安心します。this is the world we fuckin' live inってラインも最高
#2. stay(want you mine)
イントロ天才曲、これもghostと並ぶくらい聴いてるけど、MVが特に好きなので、2位にした(多分一番好きなMV)。年中聴いてるけど、私の中で冬になるとより鮮やかになる曲。最近のFiNOは朝が似合うって言われてることが多いけど、この時は夜バンドで(夜バンドとは)、夜っぽい曲が多かった。それもおしゃれなだけじゃなくて、切なさと痛みを孕んでるような(私の好きな“ズキズキ”ですね)、歌詞もサウンドもそういうものが多い。だから聴くと結構苦しくなるけど、でも聴いちゃう。ちなみにこの曲が入ったEP、WIDE AWAKEってタイトルだけど、全曲にwide awakeってフレーズが入ってる、そういうセンスにもまた改めて惚れた記憶がある
#1. she's the only one who makes me rash
芸がなくて本当に申し訳ないんですが、もうこれ以外考えられないんですよね、iPhoneケースにもこのフレーズのステッカー入れてるくらいに特別。この曲、Youtubeにファンの人が撮ったライブ映像が上がってて、5/16にTwitterでリプもらって、6/5のライブに行くまでひたすらこのライブ映像観てかっこいいー!ってなってた、これで当日までの気持ち盛り上げてた、し、ライブ行ってからも余韻で一生観てた、それくらい観まくってたんだけど、後にFiNOのライブで友だちになった子がその動画の撮影者ってことが判明して、これまた運命!って勝手になったし、さらにこの曲の特別感が増した。タイトルも歌詞も可愛い、本当にFiNO is the only one band which makes me rashですよ、もうこれ以上の言葉はないと思う、一生言い続ける笑。
この8年間、私の中でFiNOはずっと大きな存在、好きなものはたくさんあるし、心の中にいろいろ並べて生きてるけど、その中でも特に頑丈な扉(でもきらきらしてる)の中にあるのがFiNO、綺麗だから見せたいけど、重たいからそんな簡単には開けられない、でも扉の内側で常に大きく鳴り続けている、そんな存在。これからもずっといてほしい、次はちゃんとライブにも足を運びたい。10周年おめでとうございます。
(今日のタイトル: stay(want you mine)/FIVE NEW OLD)
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