but I know this feeling is so true


five new oldの新曲kiss me, winterが配信された。私は2日前に既にラジオで聴いてたんだけど、ちゃんと自分のapple musicのライブラリに入るのは嬉しい。



今回の曲はタイトルどおりウィンターソングで、サウンドもクリスマスっぽくてわくわくする。私的にFiNOの冬ソングはstay(want you mine)だったんだけど、あの曲はちょっと切なくて、それが好きで。でも新曲kmwはとにかく可愛い。映画観た時に感じるときめきと同じ度合いのときめきを感じた、この曲で映画1本撮れる(?)。でも今作のすごいところは、真っ直ぐな可愛いではない、というところ。よくわかんないと思うので今から説明しますね笑。







FiNOの曲はいつも大体配信前にラジオで流れることが多くて、私はほとんどの曲を先にラジオで聴いてるんだけど、その時ってまだ歌詞とかどこにも載ってないんだよね。最近は日本語の曲も多いから、その時はもちろん歌詞がすんなり分かるんだけど、英語の歌詞となると自力で聞き取って理解するしかないんです。hiroshiさんは発音が綺麗だから、すごく聞き取りやすいんだけど、今回初めて聴いて音を拾った時に、英語の歌詞の部分がちょっと斜に構えてる感じで、そこが個人的にすごく好きだった。まずmy frozen heartって表現が出てくる時点でちょっと冷めてる人物だなって分かるし、その次のeverything is falling apartもうっすら絶望してるような人からしか出てこない言葉だから、きらきらなサウンドとは裏腹に冒頭から歌詞が捻くれてる、最高、ってなりました。笑。もちろんきゅんとする歌詞もあるし、全体で見ると可愛い冬ソングなんだけど、どこか真っ直ぐ物事を受けいれられない主人公感、がずっとあって、それが自分とも重なったので笑、余計に好きになった。hiroshiさん自身も前ラジオか何かで自分は天邪鬼だ、って話してたし、この曲の紹介文でも“クリスマスを斜に構えてしまうこともあるけど”っていうようなことが書かれてたので、私のこの感覚/感想は間違ってない、と信じたい。




私これ初めて聴いた時に映画「ラブアクチュアリー」のビリーが思い浮かんで。あの捻くれたロックスターね。自身の過去のヒット曲をクリスマスver.にリメイクしろって言われて、“こんなくだらない曲がチャート1位になったら全裸でTVに出てやる”って怒るあの彼です笑。ビリーはクリスマスを利用?した商法にも世の中にもキレてる。でも、自分をいつも支えてくれてるマネージャーのジョーの愛と優しさに気付いて、エルトンジョンのパーティーを抜け出してまでもクリスマス当日にマネージャーと過ごすことを選ぶ、っていう最高に可愛いラストを迎えるんですが、FiNOのkmwの主人公もちょっとビリーっぽいなと思った。i just wanna say something sweet but i can'tって歌詞も、素直になれない人、という感じだし、本当はイベントとか純粋に楽しみたいのに、心の中の捻くれ虫がそうさせてくれないというか。私もそうだからめちゃくちゃ分かるの、素直になれたいのになれなくて、そんな自分に腹が立って、でも同じこと繰り返して、って人生ずっとしちゃってる、生き方が下手。でもkmwの主人公も最後はちゃんと雪を味わえるし、ビリーもちゃんと感謝を伝えられるし、私も素直になるべきとこでは素直になれる人間になりたい。





以上が、真っ直ぐな可愛いではない、という感想の説明です笑。ラブアクチュアリーっぽいって、Xにも投稿しちゃったんだけど、妹がいいねしてくれたから、妹には伝わったんやと思う、妹に伝われば私は全ておっけー笑。FiNOは全歌詞英語の時は日本語訳も載せてるけど、一部英語の歌詞ってもう翻訳してないこともあるから、自分で理解できること、って私の中でめちゃくちゃ大事なんよね、こういう瞬間のために英語を勉強してきてる、本当に。tricksterでもyou really got me wrong、って台詞?入ってるんやけど、あれも分かる人だけ分かればいい感が好き。正直日本人って英語を敬遠してる人がものすごく多いし、英語ってだけでスルーすることあると思う、音楽に関してもアーティスト側からしたら別に歌詞が分からなくても聴いて楽しんでくれたらいい、って思う人がほとんどだと思うけど、私は何を言ってるかを理解したいから(英語勉強始めたのもAvrilの言ってることを理解したい、って気持ちだったし)、こうやってきもいくらい掘り下げる笑。私にとってものすごく大事です、歌詞を読むことは。kmwの日本語歌詞の部分のお気に入りは、”揺れる僕ら雪のない街のオーナメント”、素敵すぎる、英語歌詞でも日本語歌詞でも良い、どっちの言語でもずっと言葉選びが品が良い、センスも良い。







FiNOは明日からツアーが始まる、初日の東京公演は妹も行くみたいなので羨ましい。私はもう10年近くFiNOを聴いてて、どのツアーも最低でも福岡公演だけは必ず足を運んでるけど、いつもツアーがある時ってちょっと寂しくなる、私より上手に好きを伝えられる人が増えていくなあ、とか、遠くなるなあ、とか思う、もう何十回もこの感情を経験してて、でも何十回経験してもFiNOは今も近くにいてくれるので、今回も大丈夫だと思う。福岡公演はちょうど1ヶ月後、それまでにちょっとでも成長した自分になってFiNOを観られるように。あ、ちなみにこの記事600記事目らしい、図らずも好きなバンドのこと書けたの嬉しい








(今日のタイトル: kiss me, winter/five new old)