Netflixドラマ「クイーンズギャンビット」がすごく良かったので感想。
あらすじ
9歳で養護施設に預けられた、主人公ベス。ある日、用務員のシャイベルさんにチェスを教わり、めきめきと腕を上げる。10代になり、養母に引き取られてからもチェスの大会に出場し続け、雑誌の表紙を飾るほどの有名人に。チェス界で誰もが知るプレイヤーへと成長する。ベスは世界ランク一位のプレイヤーを倒し、頂点に立てるか。
今書いたあらすじの通り、ストーリーはかなり単純でオーソドックス。ラストはこうなるんでしょうね、ってことも割と序盤で読める。でも、面白い。
まずこの作品の魅力の一つ、ベスを演じるAnya Taylor Joyが可愛い。美しい。前も書いたけど、考えてる姿が本当に素敵。頭良い人好きなの笑、ハーマイオニー然り。でも二人に共通して言えるのは、可愛くて頭が良いだけじゃなくて、ちゃんと意思を持って闘ってる、ということ。ハーマイオニーも最初勉強オタクみたいなキャラで描かれてたけど、3作品目くらいから闘う女性になってきてますます好きになったの覚えてる。
ベスは対局の前日、他のプレーヤーがお酒を飲みに行ったりしてる中、部屋にこもってゲームの分析をしたりするの、勝つためにいつも努力してた。でもまあこれもありがちなんだけど、スランプに陥って酒浸りになる。1話目から薬物依存気味にもなってるしね。でも下着姿で瓶のままビール飲む姿すら上品で、聡明なbad girlって最強だなってなった。そのシーンで流れる音楽も最高です。
試合に勝つにつれて、どんどん華やかに変わっていくベス、でも孤独感は施設にいた時と変わらない気がする。だから有名人でありながらも、観ている人が共感する面をたくさん持ち合わせていて、苦しみも悲しみも全部一緒に味わってるような気分になりました。最終話は号泣。
ベス以外のキャラクターにも注目。
まず、ベスが無名な時に対局したハリー。彼はなんとハリーポッターに出ていたダドリー役、Harry Melling(役名も本名もハリーだね)。最近私が観た「悪魔はいつもそこに」にも出演していて、かなり狂った役を演じてたけど、今作も良いキャラクターでした。売れてきてるね(誰)。
次に同じく対局相手として登場したベニー。
彼、なんか見たことあるなと思ったら「ラブアクチュアリー」の子役の子!i'm in love!
って台詞言う子(伝わる?笑)。Thomas Brodie-Sangsterという俳優さんです。
あとこれはtwitterでアメリカのネトフリアカウントが書いてたことなんだけど、ベスの衣装はこの画像みたいにチェス盤を意識したデザインの服が多いらしいの。やばくない?どんなセンス。ちょっとこれをチェックするためにもう1回観ようと思ってる。
チェスの話だから難しいかな?って思う人もいるかもしれないけど、全然そんなことないし、誰でも楽しめると思います。ハマるかどうかは人によるかもしれないけど、ハーマイオニーが好きな人は見て(笑)ちょっと違うタイプだけど、私の言わんとしてることは分かってもらえるかなと思うwベスが本当に素敵なんだよ、、久々に映画のキャラクターに憧れてる、かっこよかったなあ。憧れすぎてチェスのゲームDLした(笑)、小中学生の時にルール覚えたはずなんだけど忘れちゃってるし、難しすぎて頭抱えてるけどベスになるために頑張ろうと思います(なれない)。
台詞も印象的なものがたくさん出てきたので最後に2つだけ紹介。ちなみに今ブログのトップに書いている言葉も、このドラマに登場した台詞です。
Anger is a potent spice.
A pinch wakes you up; too much dulls your senses.
怒りは香辛料だ
使い過ぎると感覚が鈍る
It's an entire world of just 64 squares.
I feel safe in it.
I can control it; I can dominate it.
And it's predictable.
So, if I get hurt, I only have myself to blame.
64のマス目が世界のすべて
その中にいれば安全なの
自分の手で制御できる
先も読める
傷ついても自分の責任
:)
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