(以下、シェリー・ケーガン著「DEATH 死とは何か」から抜粋)
<死ぬか死なないか以前に、人生を台無しにしないこと>
いずれ死ぬという事実に照らして、私たちはどう生きるべきなのか?すぐに思い浮かぶ答えは、まるでジョークのようだ。じつは、用心するべきだと言いたい。
(中略)
もちろん、用心は必要だ。そうしないと、避けることができる原因で死ぬ羽目になる。用心していないと、通りをやって来て自分に衝突しかかっているトラックに気づかない。そこまでは明らかだ。
だが、早死にの原因となりかねない危険に注意するようにという、この取るに足らない意見以外に、私たちがいずれ死ぬという事実はさらに、もっと具体的な気配りも必要とするように思える。自分の人生をどうしているかについて、用心しなくてはいけないのだ。
ときどき世間で言うように、人生は一度きりで、やり直しは利かない。だから私たちは、死を免れないという事実、限られた寿命しかないという事実を踏まえて、人生を台無しにしうることにも気づかなくてはいけない。私たちは、やりそこないうるのだ。
(今日のタイトル: high hopes/ Panic! at the Disco)
:)
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