i did it all by myself and i found my way around it

4月末、5月頭くらいから体重を約4キロ落とした。水を毎日絶対2リットル飲んで(暑いので最近は容易)、ちょこちょこ筋トレやら、運動をして。ありのままを愛そう、を受け入れられないなら、変わるしかない。おかげで自分が少し好きになった。


何かをしようとすると、「頑張らなくてもいい」、「そのままで十分だ」、と言ってくれる人が必ずいると思う。それはありがたい、でも私は自分の理想が常にあるので、そこに到達しない限りは満足しない(面倒)、でもその理想になれず落ち込む、を繰り返していたので、たいがいいらついて今回は本気で腹をくくった。そしてちゃんと結果に出始めた。





今日でオリンピックも終わる。私は基本スポーツを観るのが好きなので、今回もかなり楽しんだ。ちょうど仕事の昼休みだったので、昼間にあってたスケボーやBMXも観たし、柔道や卓球もだいぶ観た。でも中でもこの期間生きる糧となっていたのがサッカーである。小さい頃から、父が少なくとも日本代表の試合はいつも観ていたので、私もいつの間にか好きになり、いつの間にかルールを覚え、ハマっていった。だから結構前の代から見ているけど、今回の日本は本当に強くて、覇気が違うというか、中でも堂安選手と久保選手の、自分が絶対に点を取る、という気持ちが伝わるプレーに毎回感動していた。


でも結果として、日本は4位に終わってしまった。3位決定戦の後、多くの人の胸を締めつけたのが、久保選手の号泣する姿だと思う。あんなにいつも冷静な選手が子どもみたいに声を上げて大泣きしていて、私も泣かずにはいられなかった、今思い出してもどうかなりそう。なんとか涙を堪えて受けていたインタビュー、「久保選手のプレーは多くの国民に響いたと思います」、と言ったインタビュアーに対して、「負けたのでそんなの何にもならないです」、と言い放った久保選手。続けて言った「ずっとサッカーだけやってきて、こんなに悔しいことはない」、という言葉、インスタに書いていた「この悔しさはこの先何があっても忘れない」、という文章。



頑張る過程、は、もちろん美しいと思う。でもやっぱり結果がすべてという世界で闘っている人は、生きている場所、見ているものが全然違って、インタビューを聞いて、こんなに胸が張り裂けそうな思いはしたことがない、本当に衝撃だった。すべてを懸けて生きている人の姿は、こんなにもかっこいいんだな、と。頭を殴られたような衝撃、ってこういう時に使うんだ。私は今後、何かあるたびに久保選手のあの姿を思い出して自分の身を正すと思う。生っちょろいことは言ってられない。




なんていうか、貪欲でいていいんだな、という姿勢を日本代表から今回一番学んだ。今って優しいものが選ばれ愛される世界だから、こんな醜い感情でやってるのよくないよなー、黒いなー、って思うことが自分の生活の中で結構あったんだけど、欲しいし勝ちたい、でいいんだと教わった。勝てない自分むかつくから今後も闘う、そして絶対次は勝つ、でいい。堂安選手と久保選手、選手の中でもなぜか気になってて、ずっとここ数年インスタもフォローして追ってたんだけど(他のファン/サポーターの人に比べたらまだまだ全然で申し訳ないけど)、今回何で好きなのかがはっきりわかった。貪欲だからだ。悔しい腹が立つ、だから走るし、自分から攻める、ボールを後ろに回してちゃ点は取れない。こういう姿勢に死ぬほど共感してしまう私は、やっぱり綺麗事なんかは欲しくなくて、泥だらけになってでも闘いたいタイプの人間でした。頑張ったからオッケー、で満足できない、ありのままも今は納得いかない、受け入れられない、なら闘うしかない。


私の闘う場所なんて、せいぜいダイエットくらいですが、でもそれでも欲しいものは欲しい、それでいい。




(今日のタイトル: i always get what i want/Avril Lavigne)