中学生の頃から大好きなバンド、bustedの日本公演まであと少し。
7日が東京、8日が大阪。いつもライブは大阪公演に行くけど、8日の夜は福岡で用事があるから、今回は東京公演に行きます。チケットを取ってもらったんだけど、なんと整理番号1桁だから必然的に最前列。やばい。
bustedを知ったのは中学生の時。Avrilから始まって、色々な海外アーティストや海外バンドを聴き始めてる時に出会ったんだと思う。何回も書いてるけど、私の原点ってガールズロックで。で、Avrilとか、ガールズロックの曲って、「私を落ち込ませたいならやってごらんなさいよ」、とか、「他人の意見なんかどうでもいいわ」とか、強気な歌が多くて、私はそれに励まされてきたんだけど、bustedの曲ってそういうのとは真逆なんだよね。簡単に言うと負け犬の歌。俺はダメなやつだ!好きな女の子にダンスも断られたし、皆にいつも笑われてる!、みたいな。
私はそれに完全に心奪われちゃったんですね。
俺はとんでもないダメ人間!loser kid!って歌ってるのに、メロディはすごく明るくてキャッチー。
人って自分のことダメって思ったらどんどん暗くなっちゃって、落ち込んじゃって、そんな気持ちを音楽で表したらきっとダークな曲になる。
でも、bustedは、「俺ってちゃんと仕事もしてないし、彼女のお父さんにも嫌われてるし、彼女は実は近所の男たちと寝まくってた!負け犬だ!でもまあ、それでもいいんじゃない?なんならそれを面白おかしく歌にしちゃえば?」っていう感じ。朗読したらとんでもない惨めな人間のストーリーを、すごく前向きな負け犬ソングに変えちゃう。最高のバンドだと思う。
私がbustedで一番好きな歌。crashed the wedding。タイトル通り、結婚式に突撃する歌。
好きな女の子が別の男の人と結婚しちゃう、でも後悔したくないから、自分の気持ちを伝えるためにその子の結婚式に突撃する。
この曲は、事あるごとに私を励ましてくれて、この曲に何回も肯定してもらった。「後悔するよりマシだろ」って。
ちょっと日本語歌詞を抜粋するね。
結婚式に押しかけて、大満足さ
後悔するよりマシだろう
負け犬のままでいるよりか
逃げ隠れするよりか
自分で自分を褒めてあげたいよ
彼女もすっごく喜んでる
後悔するよりマシだろう
ろくな指輪ももらえずに
悲しいことばかりで
ついでに新しい名字は
最高にダサかった
新しい名字は最高にダサかった、とか皮肉たっぷりな歌詞もbustedの魅力。
音楽は歌詞じゃなくてメロディだ、っていう意見も最近よく聞くんだけど、でも私はやっぱり歌詞を重視してしまう。多分それは、Avrilのcomplicatedの歌詞に救われたからで、歌詞に何らかの救いをいつも求めてしまう。その時の自分の気持ちにマッチしてる曲に出会うと、心がすっきりする経験も何回もしてきたし、bustedみたいに、メロディはすごくハッピーなのに、実は悲しいことを歌ってる、っていうのも面白いし惹かれる。
bustedが解散した時は、それはそれはもう悲しくて。でも解散しても、ずーっと聴いてた。だから彼らの最初の2枚のアルバムは懐かしくともなんともなくて、私の生活にずっと色褪せずにあった。
復活した時は泣いて喜んだよ、だってbustedのライブを経験できないまま私は死ぬんだ、って思ってたから(笑)それが10年以上経って、日本で、しかも最前列で見れるようになるなんて。好きって気持ちは裏切らないなあ、と思います。
書き始めたらもう想いが溢れる溢れる、crashed the weddingの歌詞打ってる時はちょっと泣いたし(笑)、もう今からやばいから当日心臓止まると思う。
まだbustedのライブに行けるなんて信じられない、そのくらいの存在。
ライブ前のこのドキドキを液体にでもして、瓶に入れて蓋をしておきたいくらい、彼らに対する気持ちは特別。こんな気持ちにさせてくれてありがとうって思う。
ライブ後、またレポが書けたらいいな。落ち着いた頃にでも。
:)
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