and when you're close up, give me the shivers


海外ドラマの好きな男性キャラを挙げると、



1位 スタン(i am not okay with this)

2位 ダン・ハンフリー (gossip girl)



なんですが(日によって順位は入れ替わる)、ランキングに入れてはいけないけど、なぜか気になる人物として、「You」のジョーがいる。スタンは変わり者だけど自分の世界を持ってて一途で優しい、ダンも同じく一途で優しい、あと繊細で賢くて読書家。ジョーはと言うと、一言で言うならただのサイコパス。でも彼もまた賢くて読書家で(シーズン1では書店員をしていて、シーズン3では図書館で働く)、ある意味一途である意味優しいし献身的。ある意味。







Netflixオリジナルシリーズの「You」は、ものすごく簡単に説明するならストーカードラマ。主人公ジョーの心の声がナレーションとなって、ストーリーが進む。この心の声が、知的で皮肉めいてて面白い、特に今回のシーズン3はひどすぎて声出して笑った場面多数(褒めてる)。ちょっと気になる人がいたらすぐ恋に落ちるジョー(これがほんとに一瞬で落ちすぎてギャグ)。SNSのチェックなんか当たり前、家に侵入し、下着を盗み、お気に入りの君(You)を妄想する毎日。「君」のためなら何でもする。文字どおり、何でも。




シーズン3ではラブという女性と結婚して(ラブって名前も笑える、ウケ狙いだと思う)、子どもも産まれるんだけど、また新たなYouを見つけて、恋に落ちる。さっき書いたとおり、本当に一瞬で恋して、すぐキスする。これが観てる側からすると、何でそうなるん?ってくらい簡単にいちゃつくんやけど、ジョーは本気でソウルメイトを探してるだけなの、その変な一途さ?が面白い。自分の運命の相手、何ものにも代えられない愛、を求めてる、っていう気持ちがありながらの奇行やから、なんかある意味で切なくもなるんよね、たいがいはその切なさをかき消すほどのやばさなんやけど笑。純粋さ、と、突飛さ、が絶妙なバランスで描かれてて、それが私はすごく好きです。



ラブ、も、シーズン3では下手したらジョー以上に狂ってるんやけど、彼女もまた、ジョーに愛されたいが故、の行動。結局2人とも愛を求めてる、ストーカー/サイコパスドラマだけど、愛って何なの、ってめちゃくちゃ考えさせられるドラマでもある、特にシーズン3はそれが色濃かった。嫉妬とか執着とか、そういう気持ちって人間少なからず皆持ってて、それを隠して生きてる人がほとんどだと思うんだけど、このドラマはそれがすごくオープンに描かれてる。よくない感情だけど、自分にもある感情だから、嫉妬に狂い執着しまくってるジョーとラブを覗き見するような感覚で観た、そういう人多いんじゃないかな、だから人気なんだよね(もうシーズン4も決まってるらしい)。






そんな感じで、ある意味で愛の物語、を一気見しました。ちなみに一気見って英語でbinge watchって言うらしく、早速覚えて使ってる、イカゲームもyouもbinge watchしてしまったので、次は何観よかなと考えてる、gossip girlは引き続き観るとして、今月映画最低12本観るって目標立ててまだ8本だから、とりあえず12本観るか。金曜こそ翻訳した映画配信されてほしい、昨日からまた新しい映画してて、これで今年10作品目になりました、うれしいな、もっと頑張りたい、翻訳の仕事の話はまた改めて。




(今日のタイトル: shivers/Ed Sheeran)