今年のベスト映画とかベスト本とかランキングで出せたらよかったけど、まとめる時間がなかったので総合的な話だけ。今年個人的に印象に残ってる映画が「バービー」で、本は西加奈子さんの「わたしに会いたい」。どちらも女性として生きる大変さを描いたものだった。この2作は男性からすると??ってなる部分が多いみたいだけど、そうなるってことはやっぱり無意識に偏見を持ってるからなんだろうなと思った。ネットでずっと仲良くしてる子がいて、その子は男の子だけどいつも男性にキレてて、最近だと露出目当てでマネスキンのライブに行ってた男がきもいって怒ってたり、あと、「Spotifyでたまたま流れてきてかっこいいって思った男性アーティストがいて、気になったからインスタ見たらフォロー欄がきもすぎて一瞬で冷めた、男やから女好きなの仕方ないって思ってるんかもしれんけど、全員が見えるところであんな分かりやすいのしんどい」、っていうようなこと書いてて笑っちゃったんだけど、これと全く同じことが西加奈子さんの本でも書かれてたんよね、男はいつも「自分は男だから仕方ない」って思ってる、というようなこと。何も隠そうとしない、恥ずかしいとも思ってないって。特に印象に残ってるのが風俗店で働いてる女の子が客からチェンジって言われてぶち切れる話だったけど、何で男はあんなに上から目線なんだ?、人のことジャッジばかりして、偉そうに人にチェンジって言う前に自分が女のために変わろうとはしないのか?等、その表現が面白すぎて笑っちゃったんだけど、同時に泣けもして、私も知らない間に縛られてたんだろうなって気づいた。本の中には、坊主の女なんて魅力ないし価値ないよね、って言い捨てる男性も出てきて、私だから愛されるんじゃなくて、女だから愛される、ってことあるんかなって結構本気で考えた、坊主にしたら性別とかそういう全てから解放されそうだなって思ったけど、坊主にする勇気がない私も女として生きてることを利用してるのかもしれない。でもそうしないと弱いのも事実で、でもそういう現実を生み出してるのはもしかしたら男性で、その真実?に気づき始めた女性が今ものすごく多くて、だから女性監督の作品も注目されることが増えたし、女性作家さんもこういうテーマで書いてる本が今とても多い。こんなこと書くと男性批判って言われそうだけど、もちろん全員が全員ひどい人とは思ってないし、そもそも女の子も悪いとこ多い本当に、ねちねちしてるしめちゃくちゃ怖い、ミーンガールズって映画ができるくらいには、笑。私は女性なので女性目線でしか話せないけど、とにかく今年は、女性監督/作家が声を上げてくれたおかげで、自分も知らず知らずのうちに縛られてたんだなってことに気づいた。もっと皆が楽に生きられる世の中になればいいなあと心から願った一年でした。本当はラスト1記事で今年のブログ締めるつもりだったんだけど、作品だけをテーマに話してしまったので、個人的な思い出とかあれこれは時間見つけてもう1記事書きます。
(今日のタイトル: i hope ur miserable until ur dead/Nessa Barrett)
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