music wardrobe


手を胸に当てて尋ねる、「もしもし、私、生きていますか?」と。

FIVE NEW OLD(以下FiNO)の新曲が出るたび息をし忘れてる気がして、上記のことをしている気がする、ましてや今回は16曲も入ったアルバムだ、私がどんな状態であるかは想像に難くないはず








というわけで、FiNOのnewアルバム、music wardrobe(名前が既にもう天才)が本日発売されました。私はいわゆるフラゲというやつをしたので、昨日の午後くらいから聴いているのですが、今回、アルバム買ってから一切SNSを開いていないのです。何でかと言うと、他の人の感想が目に入らないように。今回に限らず、filmarksとかでも私そうなんだけど、誰かの感想見ると「あー、私もこんなこと思ったな」とか感じて、”自分”の感想を一部見失うことがあるんですよ、誰かの言葉を借りてしまうというか、他の人の意見に引っ張られるというか。もちろん思ってないことは書かないけど、でも純度100%の自分の感想、ではなくなる。だから今回、少なくともブログ書くまでは絶対他の人の感想見らんようにしよと思って、開いてない。



でもそうすることで中学生の頃とかの自分の感覚?、を取り戻せたような気がする。どきどきしながらCD買いに行って、緊張しながら開封して曲聴いて歌詞読んで、一対一で向き合えるというか、自分だけの感情を抱えた状態で好きなアーティストの曲聴くの久しぶりだなと思って。大体いつもSNS開いて他の人は聴いたかな?とかチェックしてしまうけど、昔は自分とCDしかそこにはなかったはずで、その時の方が色々感じ取れてた気がする。もちろんSNSがあるおかげで情報は早いけどね、でも自分とアーティストだけしか見えない世界はなかなか良いものですよ。だから、この記事は、私とアルバムさん(アルバムさんとは、)だけが向かい合った状態で、話してる感じ、無観客ブログ(?)








なんだろう、FiNOのすごさというか、特別具合というか、それは初めて知った時から分かってたはずなんだけど、今回また圧倒された。私は本当にサウンドの技術的なことが分からないのですが(かっこいい!とか感覚的な感想はもちろんある、し、かっこいいから聴いている)、FiNOの曲って色んな顔がある、それもアルバムのタイトルに掛かってるみたいだけど、色んな服を着て出かけるように、その日に合わせた曲を選んでほしい、って意味で。結構同じアーティストの曲って、あれとこれ似てるな、みたいなのあるけど、FiNOって全部違う、やりたいこととか、持ってるものがたくさんあるからだと思うけど、すごいなといつも思う。the1975の最近のアルバムもジャンルレスって感じだったけど、FiNOのこのアルバムもそんな感じ。


あとは、歌詞の言葉選びが好き、これも昔から言ってるけど。今って言葉の省略化が進んだり、どんどん言葉が乱れていってるけど、だからこそ丁寧に言葉を選んでる人って一際目立つし、素敵だなと思う。そして歌詞見ていつも思うけど、本当に英語でものを考えてる人じゃないとあんな歌詞書けない、めちゃくちゃ流れとか綺麗で、どうやってあんな感覚とかを掴むんだろうと思う、私英語で何か書こうと思っても日本語で考えて英語に直すから、どうしても日本語的な英語になっちゃう。普通に洋楽、だからこそ英語わかる人とか英語好きな人に聴いてほしいのよ、英語分からなくて聴くのももちろんいいけど、分かって聴くとより良いよ、っていつも思ってしまう、とりあえずthe1975が好きな友達にはこのアルバム聴いてって言おうと思う


特にmy houseとhow to take my heart outは友達好きだろな、曲間のインスト(インストって言うんだっけ?)も良い、oblivionからhow to take my heart out、nebulaの流れが天才。knock me outも今までと全然違ってかっこよかったし、summertimeもツボだった。でもとにかく一曲目のmy houseから良すぎて、そればっか今はリピートしてるよ、良すぎて先に進めないんだ、後半はこれから聴き込む、なんてったって16曲ありますからね、じっくり聴きたい。






ああ幸せだな、でもそれと同時に緊張もしている、緊張しませんか、好きなアーティストのアルバム手にすると、こんなに一気に受け取って良いのですか、死にませんか?私、ってなる。大切に聴きたい、まだ人のレビューとか見ない、もう少しアルバムだけと向かい合って過ごさせてくれ、






大人になって、fangirlの部分は自分から消えたかなとか思ったけど、こうやって自分と音楽と歌詞カード、だけで過ごすとやっぱりうわああ、ってなる。お忘れのようですがずぶずぶのfanですよあなた、って思ってる、今。最初の話に戻るけど、やっぱり誰かの意見とかを目にすると、少なからず影響されたりするから、ファン増えて寂しいなとかも正直思うし(ワイめっちゃ前から好きやからな、だって)、でもこの記事は本当に純度100%、見紛うものもなく、私はやっぱりFiNOがめちゃくちゃ好きでした




music wardrobe、ぜひ聴いてみてください。




:)