I can’t imagine my life without you


ここ数日で、随分と髪色が抜けた。

元々の髪質のせいで、染めてからも割とすぐに色が上がるが、今回は特に早い気がする。パーマをかけてある程度傷んでいるせいか、それともここ数日の強い日差しのせいかは分からない。昨日の気温は29度だったらしい。真夏日の一歩手前だ。一昨日、ようやく日傘を使い始めたが、帰る頃には外は真っ暗になっているため日傘を持ってきたことすら忘れてしまい、早速職場に置いて帰ってしまった。また直射日光を浴びながら歩かなければいけないな、と覚悟をしていたが、たまたま昨日は私が家を出る時間に雲がかかり、日傘無しでもダメージは少なかった。昔からこういうことがよくある。恐らく私は運が良いのだ。


自分は運が良い、この言葉を妹に言って一度ひどく笑われた。でも実際、私は運が良い。他人からすると随分おめでたい思考のように感じるだろうが、これは私の人生のあらゆる場面を振り返って出した結論だ。自分なりの根拠を揃えたこの考えは、よく私を救う。もちろんひどい出来事に襲われることもあるが、最悪には至らない。急降下したとて、地面に叩き落とされることはないし、仮に地面に衝突したとしても結果的に正解であることが多い。


でも、私はこの持論を守るためにある程度の努力もしている。手放しで運が良い、と口にするほど恵まれてはいないことを知っているからだ。ただ、そうは言っても四六時中頑張れる人間ではない。よく調子に乗って浮かれるし、一日何もなかったのに用事に取りかかり始めたのは夜9時、なんてことはザラだ。今日も久々に休みだったにも関わらず、やるべきことを始めたのは夜8時。2時間かけて終わらせたが、これを午前中にやっていれば、早々とカモミールティーでも飲みながらベッドの上でダラダラできていたはずだ。でも結果的に、私はきちんとやるべきことはやる。手を抜くことも得意だが、その後に手綱を締めるのも得意だ。




というわけで、運が良い、と言い続けるためにはちゃんとバランスを取っておかなければならない。楽しむことももちろん大切だが、同じように努力も必要だ。具体例を出すなら、明後日のライブに行くためには、ある程度の苦しみが必要とされているはずだ。そう思っていたら、本来休みである明日が出勤になった。世の中はよくできている。でもちゃんとしていれば、地面に頭をぶつけることはないはずだ。そう信じて、私はこれからも真っ直ぐ生きたい。





エッセイでした、



(今日のタイトル: imagine/Ben Platt)



:)