writing challenge day3


3日目のテーマはfavorite books。私のお気に入りの本を紹介していこうと思います。たくさんありすぎるので、本当に好きなもの、影響を与えたものだけ好きな一節載せて紹介します。前記事で書いていたメモしているノートから抜粋したものです。それで気になったものがあればぜひ読んでみてください  :)














「蹴りたい背中」/綿矢りさ


学校行事は、あくびをかみ殺しながらも毎日真面目に学校へ来ている生徒たちの息抜きのためにあるのではない。遠足の前日に”明日遠足あるらしいよ?とりあえず行っとく?”というようなメールを、深夜のマクドナルドで受け取る彼らのためにあるんだ。











「サラバ!」/西加奈子


あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。












「ハケンアニメ!」/辻村深月


「ありきたりの日常が本当は一番尊いっていう、チープで便利な結論が嫌だから魔法少女ものなんかやってんですよ。リアリティーがない?本当かなあ、どうして特別にもなれないでその他大勢でいいなんて思えるの。人生へのモチベーション、低すぎない?」














「何者」/朝井リョウ


もっともっとがんばれる、じゃない。そんな、何も形になっていない時点で自分の努力だけアピールしている場合ではない。何のためにとか、誰のためにとか、そんなこと気にしている場合じゃない。本当の「がんばる」は、インターネットやSNS上のどこにも転がってない。












「砂漠」/伊坂幸太郎


「あのね、目の前の人間を救えない人が、もっとでかいことで助けられるわけないじゃないですか。歴史なんて糞食らえですよ。目の前の危機を救えばいいじゃないですか。今、目の前で泣いてる人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ」












「インストール」/綿矢りさ


まだお酒も飲めない車も乗れない、ついでにセックスも体験していない処女の十七歳の心に巣食う、この何者にもなれないという枯れた悟りは何だというのだろう。歌手になりたい訳じゃない作家になりたいわけじゃない、でも中学生の頃には確実に両手に握り締めることができていた私のあらゆる可能性の芽が、気づいたらごそっと減っていて、このまま小さくまとまった人生を送るのかもしれないと思うとどうにも苦しい。もう十七歳だと焦る気持ちと、まだ十七歳だと安心する気持ちが交差する。











「きりこについて」/西加奈子


自分のしたいことを、叶えてあげるんは、自分しかおらん。












「キャッチャー・イン・ザ・ライ」/J.D.サリンジャー


映画館なんかでちっとも面白くないことにハイエナみたいに大笑いする田舎者がいるけど、あれにそっくりなんだよ、なにしろ。もし僕がピアノ・プレイヤーとか俳優だったりして、それでもしそんな阿呆どもが僕のことを最高だなんて考えたりしたら、とても耐えられないだろうな。拍手なんかぜんぜんしてもらいたくないね。人ってのはいつだって見当違いなものに拍手をするんだよ。










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