舞台はイギリス。男子校に通うゲイの少年チャーリーは、年上のラグビー部員であるニックと授業で隣同士になる。それがきっかけで二人は仲良くなり、次第に友情が恋心へと変わっていく、というお話。
「sex education」や「love, Simon」等、性やLGBTQがテーマの作品は増えてるけど、これもその一つ。だけど私が今まで観てきたものの中でも群を抜いてよかった。何よりまず、可愛い。子犬のような見た目の主人公チャーリーが容姿的に愛くるしいのはもちろん、台詞も展開も何もかもが可愛い。このドラマでいいなって思ったのが、登場人物たちの心の中の気持ちが、アニメーションになって現れること。例えばときめいたら、ハートや蝶が画面上に舞ったりするし、触れ合ってどきどきしたら電気が走ったのを表現するために雷や星が出たりする、
ニックは最初、自分のセクシャリティに気づいてなくて、その証拠?にラグビーをばきばきにやってる。ラグビー部員は嫌なヤツが勢揃いしてて、チャーリーは友達から「ラグビー部員なんてクズだ。君は遊ばれてる、ニックを本気で好きになったらダメだぞ」と警告されるんだけど、でもニックは優しいし、でも彼の本音はわからない。友達が心配してくれてるのもわかるけど、でもどんなに心の中で疑ってても、ニックに話しかけられるたびに、表情がぱっと明るくなるチャーリーが本当にかわいかった。これは個人的に注目してほしいポイント。好きな人に話しかけられたら嬉しいもんね、、
友人の一人だったタオ役(右から2番目)の俳優さん、エズラミラーぽくてよかった(エズラは最近やらかしたけど)。観終わってから恒例のオフショあさりをしてて、まだまだ余韻が続きそう。
原作のコミック版には、チャーリーからニックにあげたmix tapeの曲のリストが載ってるらしいんだけど(上の画像)、その中にAvrilのhotが入ってて、それも個人的に加点ポイント笑。ドラマ内では、waterparksのtelephoneや、CHVRCHESのclearest blueも流れてテンション上がった(タイミングも完璧だった)。
ちなみにタイトルの「heartstopper」、意味は、心臓が止まりそうなほどの衝撃を与えるもの、らしく、それにもまたときめいてもう私は無理です。こういうの知るたび、英語が好きだなあ、と思う、可愛い。可愛いしか言ってない気するけど、本当にいいドラマだった。自分らしくいて、好きな人を好きでいて、それだけなのに、上手くいかないことって多くて、でもそれでも、自分の気持ちに正直になる大切さを(言い方が陳腐で自分にがっかりしますが)、ハートフルに伝えてくれるドラマでした。これループで見続けてたら、一生いい人間でいられる気がする。素直でいる、って大事だよ、
(今日のタイトル: telephone/Waterparks)
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