baby, thinkin' of you keeps me up all night


ハッピー映画を2本観たので感想、










まず1本目がこちら、

Netflixオリジナル「シニアイヤー」。



(あらすじ)

17歳のステファニーは、チアリーダーで学校の人気者。でもある日、チアの演技中に事故が起き、昏睡状態に。目を覚ましたのは20年後、37歳になった彼女はもう一度高校に通い、夢だったプロムクイーンを目指す。








これ本当によかった。今あらすじ書いてても泣きそうになった笑。チアリーダーの話はティーン映画でたくさんあるけど、これは37歳になった“元ティーン”が主演っていう設定がまずいい。彼女は最初自分が37歳であることを受け入れられないんだけど(誰でも同じ立場だったらそうだよね)、元々のポジティブさと根性で、17歳の頃の夢を叶えるために奮闘する。その姿にすごく勇気をもらえるんだよね、だって普通だったら無理。




何よりよかったのが、ステファニーのお父さん。20年経って37歳になった娘を変わらず愛し続けて、17歳のように接する。昏睡状態だった間も雑誌の定期購読を止めてないし、部屋もそのまま、親だったら皆そうするだろうけどさ。本当にティーンの娘のように接するのが泣けました。レベル・ウィルソンも本当に17歳の子を演じてるみたいですごい。37歳でも中身は17歳やから、秒でSNSとか使いこなすの笑、笑えるシーンも多くてとにかく楽しい映画。





冒頭でsk8er boi流れるし、劇中皆でBritneyのcrazy踊るの、ど世代。部屋にはNSYNCのポスターを貼ってるし、あと何よりぐっとくるのが「クルーレス」の主演Alicia Silverstoneが出演してること。元プロムクイーンを演じてるけど、本当にいい役。映画「ミーンガールズ」でも、ティアラなんて意味ないよって言ってぱきって割っちゃうけど、今作も本当に大事なこと、を教えてくれる。(でも綺麗事ばかりを描いてないのがよかった、ちゃんとステファニーの欲、を描いてる。)







ティーン映画あるあるな、意地悪な人も出てくるんだけど、これはあくまでも2022年が舞台だから、自分らしく!皆それぞれ素敵!っていう今らしいメッセージが強い。多方面に気を遣いすぎたこのテーマ、正直ちょっと飽きてきてるんだけど、この映画はステファニーが90s~2000sの人間やから、その頃の流行りとか時代も上手いこと融合してるなあと思いました。あまり押しつけがましい感じがしなかった。



やりたいことに向かって突っ走るステファニーがとにかくかっこいいし見ていて気持ちいい。年齢なんて、って言われる世間にはなりつつあるけど、やっぱり女性は年齢で判断されがちだし、でもステファニーを見てたら何歳でも何でもできる気がする。現役ティーンより、元ティーンだった大人に観てほしい映画です。












2本目はDisney+「スニーカーシンデレラ」。




(あらすじ)

意地悪な継父と義理の兄弟と共に、靴屋で働く少年エル。ある日、エルはキラというお金持ちの少女と運命的な出会いをする。親友の後押しと、フェアリー・ゴッドファーザーの魔法により、エルはスニーカーデザイナーを目指す勇気を手に入れる。







シンデレラと言えば、女の子が主人公、だけど、今作は男の子がシンデレラ側として描かれてる。ガラスの靴じゃなくてスニーカー、カボチャの馬車はオープンカー。もうその設定が面白い。SNSで王子を探したり、今っぽさもあるけど、でもベースはちゃんとシンデレラのお話。そしてこれはミュージカルでもあるから、音楽でストーリーが進むの、本当に楽しい映画だった。ディズニーのミュージカル作品って本当に曲がいいの、best everって曲が特に好きでした。





ディズニー映画の中で生まれて、ディズニー映画の中で死にたかったって思うくらい笑、この世界って素敵。夢を見よう、とか、自分を信じよう、とかそういうテーマのものってたくさんあるけど、ディズニーはその中でもとにかく真っ直ぐ。文句を言えないくらい純粋な気持ちを持った主人公にいつも感動する。なんだろう、夢を見て自分を信じる主人公を見せてくれることで、自然と“私にもできるかも”、って気持ちにさせてくれるのがいいのかな。なんでもそうやけど、人にああしろこうしろ、って言われてやるより、自分で感じて決意した時の方が気持ちって強いから、だから映画を観て、その中から自分で何かを吸収して、こうしてみようって思えてる今、自分は無敵でいられてるなあと感じる。








2作とも勇気がもらえる映画だった、2日連続ハッピー映画観たから今メンタルばり強い笑。現実は理不尽でしょーもないことが多いけど、こういうとてつもなく前向きな映画を観ることで、私はすごく単純に強くなることを選べるので、ティーンの私が死んでないなと感じて安心する。時代の流れとか、色々あるけど、いつの時代においても本当に大事なことはいつもティーン映画とディズニー映画が教えてくれる。真っ直ぐすぎてばりきもいけど、自分の強さとか、ちゃんと信じて生きたいなあと思う、はみ出し者でも生きられる、はみ出し者だからこそ生きられる、





(今日のタイトル: crazy/Britney Spears)