when i'm so gone, i hope that you hate it


スクリーンタイムを短くしようキャンペーンを一人でしている、スマホを見ない代わりに本を読む、とか。5月の途中から始めたので、本の冊数としては3冊しか読めなかったんだけど、好きな言葉、共感した言葉があったのでせっかくなので書き残します。













なんで、わたしはこうなのだろう。変わりたい、変わらなきゃと思うくせに、口からはいつだって、身勝手でひとを傷つける言葉が出る。




わたしはいつまで経っても成長できない。塞がりかけた瘡蓋を自ら剝いでは血を流し、痛いと叫ぶような、そんなことしかできない。そんな情けないこと、嫌だけれど。でも。




薄汚れた心をどうしたら綺麗にできるかなんて、分からない。



「星を掬う」/町田そのこ









「何で上手くいかへんのやろな」

「ぜんぶ、何で上手くいかへんのやろ」



「月と蟹」/道尾秀介










「一つでも魂が震えるほどの幸福があれば。ニーチェさんは、そう言ってるんです」

「人生で魂が震えるほどの幸福があったなら、それだけで、そのために永遠の人生が必要だったんだと感じることができる、と。もし、そう生きることができたなら、こう思えるはずなんです。ツァラトゥストラがまさに言っていましたが」

これが、生きるってことだったのか?よし!じゃあ、もう一度!


「もう一度、と言われても」

よし、もう一度この人生を。

そう思うことができる人なんているのでしょうか。






どうにもならないことはどうにもならない。忘れるしかない。父の言葉を思い出した。が、どうにもならない、と諦めてしまったら、私は永遠に、あの罪の意識と無力感から解放されないのではないか。

どうにもならない、ではなく、どうにかしなければいけない。逃げていいのか?

この人生を永遠に繰り返すとしたら。ニーチェの話を思い出した。ここで逃げてしまった人生を、もう一度!と思えるだろうか。



「途中でやめて、また我慢して生きていくなんて」



「ペッパーズ・ゴースト」/伊坂幸太郎






(今日のタイトル:  i'm so gone/Tate McRae)