「キューティーブロンド」のこと、ティーン/ガールズ映画のこと、そこから学ぶこと等書きます。
「キューティーブロンド」は知ってる人も多いかもしれないけど、あらすじを簡単に。
主人公はエル・ウッズという女の子。成績はオールAで人気者の彼女は、大学卒業間際になって政治家志望の恋人ワーナーに「ブロンドだから」という理由でフラれる。エルは彼を取り戻すため、彼と同じハーバード大学のロースクールを目指す。
この映画は確か高校生の時に初めて観た。当時まだサブスクとかなくて、TSUTAYAとかに借りに行ってた時代だから、自分の好きそうな映画をいわゆるジャケット借りしてた。もちろん失敗したことも多いんだけど、あの作業があったおかげで、自分の好みを開拓できたと思う。キューティーブロンドはその頃に見つけて繰り返し観てるんだけど、未だにときめくし元気出るし泣ける。
あらすじにも書いたとおり、エルは彼を取り戻すためにハーバードを目指すんだけど、その勉強シーンがとにかく良い。私は頭良い子、勉強できる子が好きなんですよ笑、勉強できる人って基本努力家じゃないですか、向上心とか探求心も強いし。加えてエルは元々ポジティブだから、とにかく前向きに努力するタイプの子でもう最高なの。しかも、ファッションや美容も大好きだから、女の子であることを諦めずに自分磨きをし続けながら勉強もめちゃする、っていう、ド理想。最後裁判シーンがあるけど、そこも法律にファッションを掛け合わせたような展開で楽しい!派手なピンクの服で勝訴しちゃうしね。
こういう映画って(エルは20代だからガールズ映画って呼び名が合うかな)、とにかくメッセージがストレート。たまにベタでつまらない、って書いてる人いるけど、私的にティーン映画/ガールズ映画に捻りとか要らない、王道展開で良い。この映画のメッセージは、「自分を信じよう」だと思ってるんだけど、自分を信じようとかいう言葉聞き飽きてるやん正直。あとティーン映画によくあるものだと、「ありのままの自分でいよう」とか。これも言われなくても分かってるやん。でも、よくあるものって結局人生において一番大事なことなんじゃないかなと思ってて、だからたくさんの映画のテーマとして選ばれる。言葉で聞いたらものすごく単純だけど、実践するのは難しい、「自分を信じよう」、も、「自分らしくいよう」も。だから繰り返し繰り返し時代を越えて描かれてきて、それぞれの映画でかっこいい女の子たちがそのメッセージを分かりやすく伝えてくれる。高校生の頃に私はこういうメッセージを映画から受け取りまくってたから(もちろんAvrilからもね!)、信念的なものがそこで作られて未だにそれが軸になってると思うんだけど、でもやっぱり大人になるにつれて、色々現実を見たりして「あ、無理かも」ってなることが増えた。でも、無理とか本当は思いたくなくて、だから落ち込んではもがいてを繰り返してるんだけど、こういう映画を観ると、やっぱりめちゃくちゃ強くなれるんだよね。昔と同じ信念とか好みって持ち続ける必要はないと思うけど、これはずっと根っこ。いまだに観て最高、、、!ってなるから、私は心の底からこういうストーリーが、女の子が、好きなんだし憧れなんだなと思う。私のエネルギー源。
生きてたら、ダメだ~無理だ~ってなることあるけど、エルみたいに自分の力信じて頑張り続けたいな。やっぱりこれくらいの気持ちを持って生きるべきだと思うの。怖くなるけどね、しょっちゅう、でもできる!って思いたい。先週からラスベガスでwhen we were youngっていうフェスあってて、アメリカ時間の29日で今年はラストだけど、私が高校生大学生の頃ハマってたバンド勢揃いしてて、お客さんもあの頃を思い出しながら楽しんでるの、泣ける。時間は過ぎるし、時代も変わるけど、映画にしろ音楽にしろ、“あの頃”に自分が触れたものってやっぱり自分を形作ってるものだと思うから、大事にしたいし辛い時は耳を傾けたい。そこに自分が失ってしまった大切なメッセージが隠れてることも多いと思うから。雑音が多い世界だけど、私にはキューティーブロンドを始めとしたたくさんの映画があるし音楽もあるから、これからも元気もらって生きる。他人に流されず、自分の好みやセンスや感覚を信じる。心にエル・ウッズ!、です。
(今日のタイトル: perfect day/hoku)
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