集中力が続かんくなってきた笑、ため息ばっかついてる、
プロの人は1週間~10日間で映画1本仕上げるらしい、仮に睡眠をとらずに生きられたとしても1週間でできる気がしない、慣れるのかな。今めっちゃ効率悪いなって自分で思いながらしてる、悲しい笑、でもまあ進んでるから良しとしよう、とりあえず今回は締め切りまでにきちんと仕上げるのが大事だ、、
今回やってみて改めて気づいたこともあるので、それも含めて字幕翻訳の手順的なものを少し紹介しますね、長いので興味のある人だけ読んでください
字幕ってただ翻訳すればいいだけじゃなくて、まずどこからどこまで字幕を表示させるかってことを決めるとこから始まるのね(ハコ切りって言います)、最初もらうのはスクリプトと映像だけ(スクリプトが無い場合もあるみたいだけど、私はさすがにそれは怖すぎて無理)。その映像を専用のソフトに入れて、ハコを切っていく。字幕はMAXで7秒までしか表示できないから、例えば一人が20秒喋り続ける台詞があるとして、単純計算すると最低でも20秒の台詞を3枚に分けないといけない。
分かりにくいので具体例を、
「ノットオーケー」を例に出します
Syd: Oh my god! VHS?
(ウソ VHS?)
Stan: Yup. It's the best platform there is.
(VHSは史上最高の媒体だから)
Syd: That is not true.
(ウソばっかり)
こういうふうに、短い文を交互に喋るシーンは一人ずつ字幕を切ればいいので単純。
でももし例えば、
I mean, there are the people that will actually attend the five, ten, twenty years reunion, because, aside from this, nothing else all that noteworthy is gonna happen. This is as good as it gets for them. And I like watching them, like Hamlet, when everything goes to shit in the end, and everyone dies.
これくらいの量を一人で喋り続けるシーンがあったら、もちろんこれを1枚にまとめるのは無理なので区切らないといけない。ちなみにこれは秒数でちょうど20秒くらい。で、これが実際にどう切られているかというと、
I mean, there are the people that will actually attend
(彼らは毎回同窓会に参加する)
the five, ten, twenty years reunion,
(10年後も20年後も)
because, aside from this, nothing else all that noteworthy is gonna happen.
(なぜならこのあとは何も起きないから)
This is as good as it gets for them.
(今がピークだ)
And I like watching them, like Hamlet,
(結末はハムレットくらい最高)
when everything goes to shit in the end, and everyone dies.
(みんな落ちぶれてそして死ぬ)
こんな感じ。短く切ることで言葉にリズム感が生まれるし読みやすくなる。区切るポイントは、息継ぎをするタイミングだったり、接続詞や関係詞の前、とか。基本的に何も喋ってないシーンで字幕を表示していると違和感があるので、言い淀んだりする時には台詞自体は続いてても一回切る。
ハコを切って初めて1枚の字幕で使える文字数が決まります。基本映像1秒に対して4文字。(2~3文字オーバーはOK)。1枚の字幕を長くして、入る文字数を増やせば楽じゃん、って最初は思ってたんだけど、長ければいいというわけではなくて、なぜかというと字幕は1行に14~16文字までしか入れられないし、なおかつ2行までって決まってる。2行にするとなると、改行も綺麗にしないといけないし、それはそれで難しい。だから短い方が楽な時もある、でも短い字幕が続きすぎるとチラチラして見にくくなる。難しい笑。センスがいる。
これボツ作品のやつなんで載せます、見えにくいけど下の波形に番号打ってるの分かるかな、それが1枚1枚の字幕になってます。こんな感じで字幕が切り替えられてる。切り替えにもルールがあるんだけど、文字で説明できる気がしないので書くのやめとく笑
それを区切り終えたら実際に文字を入れていくんだけど、それも表記のルールがあって、例えば私が今やってるやつでいうと、「嬉しい」は平仮名表記で「うれしい」にしないといけないし、「嘘」は「ウソ」で統一しないといけない。こんな感じで、作品によってルールがあって、それに沿って文字を使っていく感じです。(ちなみに今回「狂う」は使用禁止ワード、使いたかった笑、でも他にも口悪い言葉だいぶ使ってるので楽しい、喋る時に絶対使わない言葉を使えるので最高w)。字幕を作りながら表記のチェックをしてればよかったんだけど、全部打った後に今チェックしてる、これが効率が悪いと言った所以です、「分かる」っていう漢字が今回使えないから、全部「わかる」って平仮名に直さないといけないんだけど、「分かった」とか「分かってる」とか見落としてそう、見直し頑張ります、、
こんな感じです、分かりやすいところだと、どの映画やドラマも1行最大でも16文字で、2行までにしかなってないから、意識して見てみてください。面白いです
今日は帰りが遅いから全部終わった頃には多分日付変わってる、夜はもう作業できないかな、気力無さそう、明日とあさっての私がんばれって感じで期待(?)、とりあえず今から15分くらい寝ます(怠け者)
またね~
(今日のタイトル: sobbing in cabo/blackbear)
:)
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